キレイ・ライフスタイル(旅)

〜最新記事〜

読み込み中

きらめく冬のドイツ紀行 4回目(横井弘海)

ノイシュバンシュタイン城とフュッセンの町

マリエン橋から見たノイシュバンシュタイン城

 2016年のミュンヘンのモミの木の故郷、アルゴイ地方はオーストリア国境に近い自然豊かな場所です。夏は空の青と草の緑がまぶしく、冬はスキーリゾートとしても人気だそうです。今年は雪が少なく、「12月10日のスキー開きは人工雪を降らせるしかないな」と、ホテルの方が嘆いていました。

 しかし、たとえどんなに寒い日でも、あるいはどんなに暑くても人気が絶えないのが、ドイツ観光のハイライト、ルードヴィッヒ2世のノイシュバンシュタイン城です。ペラート渓谷にかかるマリエン橋は絶好の写真スポットで、アルプスの雄大な自然の中に浮かび上がる絵のような風景に、多くの観光客がただただ見惚れていました。城の内部の撮影は禁止ですが、国の財政を傾かせるほど、ルードヴィッヒ2世が凝りに凝った城の内部は、何度見ても新たな発見があります。

 そして、せっかくここまで足を伸ばしたならば、ぜひおひざ元のフュッセンの町にも滞在することをお勧めします。山の中の人口わずか1万5千人の町は、今はお洒落でリゾート気分満載ですが、やはりヨーロッパの歴史があります。アルプス越えの重要な交易路として、5世紀にはローマ軍が警備のための軍事施設を置いていたそうです。

 2時間もあれば巡ることのできる街歩きで見逃せないのは、16世紀初頭にアウクスブルク司教領主が建設したホーエス城。現在は州立絵画館ですが、後期ゴシック様式の城館の中庭の壁がだまし絵になっています。平面に描かれているフレスコ画ですが、驚くほど立体的なアートで、きっと驚くことでしょう。


取材協力:ドイツ政府観光局、ルフトハンザドイツ航空

文:横井弘海

横井弘海(プロフィール)

 慶應義塾大学法学部卒業。テレビ東京アナウンサーを経て、フリー。司会、インタビュー、講演、執筆活動を続ける。駐日大使のインタビュー番組と連載がきっかけとなり、海外観光取材を開始。訪問国は約70ヵ国。著書に朝日新聞社刊「大使夫人」。NPO法人ハートtoハート・ジャパン理事


page top