キレイ・ライフスタイル(旅)

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きらめく冬のドイツ紀行 3回目(横井弘海)

ドイツ流クリスマス

クリスマスマーケットの時期だけしか作らないチョコだとか

 ドイツのクリスマスは12月25,26日が祝日。1月6日は「三王来朝の日」も祝日。東方三博士がベツレヘムに誕生したキリスト様を訪れた日です。ということは、主イエスが降誕される前の4週間、その誕生を祝う準備の「アドベント」が始まる11月末から1月6日まで、ずっとクリスマスを祝うのですね。うらやましい! 明けて、ようやく新年です。

 ドイツの人は、毎年、マーケットで何を買って、どんな飾りつけをしているのでしょう。

 「アドベント」の期間は、あちこちにキャンドル4本が飾ってあります。「アドベンツクランツ」と言って、モミの木のリースの中に4本のろうそくが飾ってあったりします。毎週日曜日に1本ずつ火を灯して、イエスの誕生を待つのです。

 前述した「クリッペ」は家族で代々受け継いだり、また結婚を機に、新しく馬小屋を買い求め、そこに毎年少しずつ人形を増やしていったり、各家庭で大切に飾られています。くるみ割り人形や煙出し人形も飾ります。そして、クリスマスツリーは人それぞれ、ガイドのクリスティンは「毎年気分で変えています。今年は赤とか、去年はカラフルにとか」だそう。ありとあらゆるツリーのオーナメントがマーケットにあふれていますから、自由自在ですね。

 ミュンヘンの西南130キロにあるドイツ最古の歴史を誇るケンプテンという小さな町のクリスマスマーケットに立ち寄りました。個人的な感想ですが、地方に行けば行くほど、マーケットには手仕事の店が増えるような気がします。地元のガラス屋さんの作っているオーナメントや手作りのチョコレートとか、世界でここだけの逸品を見つける楽しみがあります。子供たち用には小さなメリーゴーランドがありました。クリスマスは家族の大切なイベントでもあります。 


暗い夜を灯すキャンドルカバー

ケンプテンのメリーゴーランド

絵本に出てきそうな小さな町

木製の台所用品も人気


取材協力:ドイツ政府観光局、ルフトハンザドイツ航空

文:横井弘海

横井弘海(プロフィール)

 慶應義塾大学法学部卒業。テレビ東京アナウンサーを経て、フリー。司会、インタビュー、講演、執筆活動を続ける。駐日大使のインタビュー番組と連載がきっかけとなり、海外観光取材を開始。訪問国は約70ヵ国。著書に朝日新聞社刊「大使夫人」。NPO法人ハートtoハート・ジャパン理事


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