キレイ・ライフスタイル(旅)

〜最新記事〜

読み込み中

きらめく冬のドイツ紀行 2回目(横井弘海)

クリスマスマーケットには何があるの?

秘伝のレシピで作るグリューワイン

 広場の店は、クリスマスツリーのオーナメントはもちろんのこと、ニットの帽子や手袋、アクセサリー、台所用品、お菓子など、思わず手に取ってみたくなるグッズであふれています。もともと厳しい冬が来るのを前に日用品をそろえる最後の「市」だったそうですが、現代では食べ歩きも楽しみのひとつ。砂糖でくるんだナッツ、黒パンの生地を使った熱々のビザ、「シュトゥレン」という伝統のクリスマスのケーキ、そして、グリューワイン…。

 「この冬の特製グリューワインだよ」と元気の良い店主が言うので、何気なく「材料は何?」と聞きました。ところが、「オレンジジュースと赤ワインと・・・」と説明しようとした店員を「それ以上言ったら殺す!」と店主が笑顔で制止。レシピは門外不出。この時期だけの、そこだけのグリューワインの味を、各地で飲み比べてみてはいかがでしょうか?

 ところで、ドイツのクリスマスマーケットには木彫りのフィギュアがいっぱい。イエス・キリスト生誕のシーンを人形で表わした「クリッペ」です。馬小屋のイエス様やマリア様はもちろん、羊や小鳥、掃除用のほうきまで一つ一つ丁寧に彩色されてリアルなものが多く、なかなか高価です。ミュンヘンはクリッペの店が充実していることで有名です。

 そして、一年中を通して、マリエン広場ならではのお楽しみは、新市庁舎のからくり時計。冬季は一日2回、音楽とともに人形が手動で回ります。この時間は、買い物を一時中断して時計に注目。からくりのクライマックスでバイエルンの騎士が敵軍の馬を倒すのですが、その時は、皆でやんやと歓声を上げるのがお約束です。


お砂糖でくるんだナッツの店

いかにもクリスマスな店構え

硬いパンのピザ

ドイツと言えばクリッペ


取材協力:ドイツ政府観光局、ルフトハンザドイツ航空

文:横井弘海

横井弘海(プロフィール)

 慶應義塾大学法学部卒業。テレビ東京アナウンサーを経て、フリー。司会、インタビュー、講演、執筆活動を続ける。駐日大使のインタビュー番組と連載がきっかけとなり、海外観光取材を開始。訪問国は約70ヵ国。著書に朝日新聞社刊「大使夫人」。NPO法人ハートtoハート・ジャパン理事


page top