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「キレイライフのためのマネー塾」 (風呂内 亜矢)
   第26回 価値の下がりにくい物件とは


 物件選びをする時に「価値の下がりにくい物件」を選びたいと思う方も多いでしょう。どういった物件であれば価値が下がりにくいのか考えてみます。

<中古でも安くなっていないエリア>

 物件を上手に購入する手法の1つとして新築ではなく中古を選ぶという方法があります。新築物件を購入しても、売却できる金額はすぐに3割程度下落してしまう場合もあり、それならば初めから割安になっている中古物件を探そうという考え方です。

 しかし、一生懸命中古マンションを探しても、新築とあまり変わらない値段で売買されている物件しか見つからないケースもあります。こうした場合、自分が探している条件の中に既に「価値の下がりにくいエリア」が含まれている時も多いです。

 せっかく中古を探しても新築とあまり変わらない値段しか見つからないとがっかりしてしまうかもしれませんが、実は手堅い条件で物件を選んでいるともいえます。少なくともこれまでは中古になっても価格が維持されていたということがわかるため、あえてそうした「中古でも価格が下がっていないエリア」で物件を購入するというのも戦略の1つです。

 

<急に人気が出たエリアは注意>

 また、長く暮らしていくことを重視する場合は急に人気がでたエリアは少し注意が必要です。いわゆる「ブレイク」しているエリアの場合、注目する人や流入してくる人の年齢層が均一になってしまう可能性が高まります。その結果、時間の経過とともにその街に暮らしている人の年齢層が一気に高齢になってしまい、元気がなくなってしまう恐れもあります。昔から多くの人が暮らしていて年齢層も幅広い街の方が一般的には価値を維持しやすいといえます。

 物件を購入するからには価値が維持できる物件が1番だと思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとはいえないケースもあります。たとえば「ブレイク」しているエリアの例だと短期間で住みかえたり売買してしまうことを考えている人にとっては適したエリアとも言えます。価値を維持しやすいかはわからないけれども親の近くで暮らせるということに意味がある人もいるかもしれません。そのため、物件を探す時にはまずはどうして物件を買いたいのか、その「購入動機」をハッキリさせることが重要です。自分の動機を満たすために重要な条件はなんなのかを考えてから物件を選べると、後悔する可能性を減らすことができます。

 

 今回でこちらの連載は最終回となります。ご覧くださった皆さまに感謝いたします。

 以前「お買い物の後悔は買う前の期待と買った後のギャップで起こる」と話してくれた人がいて、それ以来、私もその通りだと考えるようになりました。購入動機を確認することは、お買い物の後悔の原因であるギャップを減らすことにつながると思っています。

 皆様のマンション購入が少しでも後悔のないものになるよう心よりお祈りいたしております。連載を読んでくださり、ありがとうございました。



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風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

風呂内 亜矢(ふろうち あや)
ファイナンシャルプランナー。
CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、
宅地建物取引主任者。

1978年生まれ。岡山出身。
IT企業に勤めていた26歳のとき、
貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、
物件価格以外にも費用がかかることを知り、
あわててお金の勉強と貯金を始める。
現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、
賃料収入を得ている。
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」
を精力的に発信している。

公式ツイッター:@furouchiaya

公式HP:http://www.furouchi.com/


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