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「キレイライフのためのマネー塾」 (風呂内 亜矢)
   第24回 ハザードマップをチェックする


 物件選びの際、物件価格などの条件や、周辺施設などの生活環境を気にかける方は多いでしょう。それらに加えてハザードマップも確認しておくと、より安心できる判断につながります。

<どこでチェックできるか>

「ハザードマップ」というキーワードをインターネットで検索すると国土交通省のポータルサイトがヒットするでしょう。洪水、津波、土砂災害などの自然災害について、各自治体から発表されている危険度を確認できるようになっています。また、東京都都市整備局では建物の密集度や強度などから地震が起きた場合の建物倒壊危険度、火災危険度、復旧活動の困難度なども公開しています。

 可能であれば、できるだけ危険度の低いエリアの物件を選べると安心です。希望エリアに弱点がある場合でも、弱みわかっていれば、火災保険の特約や地震保険を検討する際の判断材料にもなります。

 

<地震保険や火災保険の判断の助けに>

 例えば購入を検討している物件がオール電化の鉄筋コンクリートマンションであった場合、地震を原因とした火災が起こる可能性が低く、地震保険は加入しなくても良いと考える人も多いかもしれません(地震が原因の火災は、地震保険にも加入していないと保険金が受け取れません)。しかし、ハザードマップを確認し、周辺に木造物件が多いなど、地震による飛び火火災などが考えられる場合であれば加入しておいた方がよいという判断もあります。

 逆に、洪水や内水などの水災について安全度が高いエリアの場合は、火災保険の水災特約を除くことも検討することができます。

 

<価格の判断や交渉材料にも>

 さらに、物件価格が妥当かどうか判断する材料になることもあります。アクセスなどの立地条件の良さの割に物件価格が安いケースなどでハザードマップを確認すると、災害に弱点がある場合があります。値段の安い物件には理由があるため、自分にとって許容できる内容か確認できておくと後悔がうまれにくいです。

 自分が譲れる弱点の場合には価格交渉の材料にできる可能性もありますね。逆に将来売却する場合には価格交渉の材料にされてしまう可能性も見込んでおくと驚かなくて済みます。

 ハザードマップを確認することは防災の観点でもお薦めですが、それ以外にも保険の検討や物件価格が妥当か判断する材料にもなります。気になる物件を見つけたら、一度、そのエリアのハザードマップをチェックしてみると手堅い判断に近づきます。



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風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

風呂内 亜矢(ふろうち あや)
ファイナンシャルプランナー。
CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、
宅地建物取引主任者。

1978年生まれ。岡山出身。
IT企業に勤めていた26歳のとき、
貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、
物件価格以外にも費用がかかることを知り、
あわててお金の勉強と貯金を始める。
現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、
賃料収入を得ている。
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」
を精力的に発信している。

公式ツイッター:@furouchiaya

公式HP:http://www.furouchi.com/


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