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「キレイライフのためのマネー塾」 (風呂内 亜矢)
   第15回 住宅ローン借り換えの基礎 


 住宅ローンを長く借りている人にとっては、借り換えをすることで大きな家計改善につながるケースもあります。現在の金利水準が非常に低いため、総支払額や毎月の返済金額を減らせる場合があるからです。どのようなケースで借り換えを検討すればよいか、どのくらい効果があるか整理してみましょう。

<金利差1%、借入残高1000万円、残期間10年が目安>

 10年前から2500万円を金利2%、元利均等返済30年で住宅ローンを借りている人のケースで考えてみます。毎月の返済金額は約9.2万円、残り20年間の総支払額は約2210万円です。この時、金利1%の住宅ローンに借り換えを行うと、毎月の返済額は約8.6万円、20年間の総支払額は約2060万円となります。毎月の支払額が約6000円低くなり、総支払額を約150万円減らすことができる計算です。

 しかし、ローン借り換え時には抵当権設定の費用や事務手数料、保証料といったコストがかかります。そのため、借り換えにかかるコストよりも、返済軽減額が大きくなければ有利といえません。

 一般的には、借り換え金利が今よりも1%以上低くなり、借入残高が1000万円以上、残された返済期間が10年以上である場合、コストよりも返済軽減額が大きくなるとされています。

 

<目安以外に気にかけたいこと>

 最近では、保証料0円などの金融機関があることなどから、借り換え時にかかるコストが少なくなる場合もあります。そのため、目安の基準を満たさなくてもコストより返済軽減額が上回るケースもあります。

 金額以外の比較も大切です。例えば現在変動金利1%で借りている人が、固定金利1%で借り換えする場合、金利は変わりません。しかし、今後金利が上がるのではと感じている人にとっては金利が変わらない契約に変更できることから、安心が大きくなるといえます。

 

 借り換えを検討する場合には、コストも含めてシミュレーションしてもらい、判断すると良いでしょう。実質的に削減できる金額を比較することや、金額以外のメリットを整理することは後悔のない選択に近づきます。



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風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

1978年生まれ。岡山出身。26歳の時、自宅用としてマンションを購入。

その後、投資不動産会社に転職&上京。購入したマンションの賃貸経営をスタートする。

 

はじめてのマンション購入時に物件価格以外にも費用がかかること、修繕積立金などの費用上昇があることを知り、

慌ててお金の勉強と貯蓄を始める。3回以上見ても欲しい物だけを買う、友人との食事はディナーではなくランチに切り替えるなどの節約を始める。

自身の購入体験と、営業時代に受けたご相談などを元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。

現在は夫婦で4部屋のマンションを保有。

 

CFP(R)認定者、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー

公式HP:http://www.furouchi.com/


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