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「キレイライフのためのマネー塾」 (風呂内 亜矢)
   第11回 「元利均等」と「元金均等」、自分にあった返済方法を!


 チラシや、書籍で掲載されている住宅ローンのシミュレーションは「元利均等返済」という返済方法で計算されていることがほとんどです。多くの人が利用する返済方法です。ところが、総返済額を減らすのであれば「元金均等返済」という、もう1つの返済方法を選択するという手もあります。2つの返済方法のメリット・デメリットについて整理しましょう。

<元金と元利どちらを均等にするかの違い>

 多くの人が利用する「元利均等返済」は文字通り「元利」が均等になる返済方法です。金利が変わらない場合、毎月支払う返済額(元利:元金と利息の合計額)も変わりません。同じ返済額の中で元金の比率について当初は低く、返済が進むと高くなる特徴があります。

 一方、金融機関によっては取扱いがない場合もありますが、実は「元金均等返済」という返済方法も存在します。こちらは「元金」が均等になる返済方法です。返済当初から終了までの元金が毎月均等です。利息は残額に対して計算し元金と併せて返済します。そのため毎月の返済額は返済開始時がもっとも高く、返済が進むにつれて低くなります。

<120万円違うケースも>

 3000万円のローンを金利2%、35年で返済した場合でみてみましょう。総支払額は「元利均等返済」だと約4,170万円、「元金均等返済」だと約4050万円となり約120万円の差がうまれます。そのため、総支払額を抑えるには「元金均等返済」が有利といえます。

 毎月の返済額はどうでしょうか。金利が変わらなければ「元利均等返済」の場合は毎月約9.9万円が続きます。「元金均等返済」の場合は返済当初は約12.1万円で徐々に返済額が減少します(最終回は約7.2万円)。

 当初の返済額は「元利均等返済」と「元金均等返済」で約1.2倍の開きがあるため毎月の家計のことを考えると影響は大きいですね。「元利均等返済」を選択した場合は、毎月の返済額が軽減された分、繰上返済に充てることができれば総支払額の差を抑えることができます。

「元金均等返済」で同じ金額を借りる場合、当初の返済額が高くなります。そのため、収入に対する借入額が少なく積極的な繰上返済を予定しない場合などで有利な返済方法といえるでしょう。「元利均等返済」の場合は返済額の計画が立てやすいメリットがあります。生活の変化に合わせてゆとりがうまれたときに貯蓄を備え、積極的な繰上返済を並行して行なうとより安全といえます。


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風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

1978年生まれ。岡山出身。26歳の時、自宅用としてマンションを購入。

その後、投資不動産会社に転職&上京。購入したマンションの賃貸経営をスタートする。

 

はじめてのマンション購入時に物件価格以外にも費用がかかること、修繕積立金などの費用上昇があることを知り、

慌ててお金の勉強と貯蓄を始める。3回以上見ても欲しい物だけを買う、友人との食事はディナーではなくランチに切り替えるなどの節約を始める。

自身の購入体験と、営業時代に受けたご相談などを元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。

現在は夫婦で4部屋のマンションを保有。

 

CFP(R)認定者、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー

公式HP:http://www.furouchi.com/


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