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「キレイライフのためのマネー塾」 (風呂内 亜矢)
   第7回 ローンの賢い返し方


 マンション購入者の多くが利用する住宅ローン。できるだけ支払う利息を少なくできると嬉しいですね。今回はローン返済を賢く進めるポイントについてお伝えします。

<期間は短く、繰上返済は早期に>

 

 1回目のコラムでローンの返済期間は短い方が総支払金額を抑えることができるとお伝えしました。返済期間を短くすると総支払金額は抑えられますが、月々の返済額は多くなるため、無理のない範囲での短い返済期間を研究することが大切になります。無理のない範囲で返済期間を設定すると定年退職時にローンが残るケースもあるかもしれません。この残高について現役時代に「繰上返済」できると理想的です。

 「繰上返済」とは予定している返済計画に前倒して元金(借りているお金そのもの)を返済することです。元金を先に返済するため、支払う予定だった利息を削減することができます。

住宅ローンの毎月の返済額は当初利息の比率が高く、支払いが進むにつれて利息の比率が低くなります。そのため「繰上返済」での利息軽減効果は返済開始から早めのタイミングの方が高くなります。


<2種類の繰上返済と注意点>

 「繰上返済」には「期間短縮型」と「返済額軽減型」という2種類の方法があります。「期間短縮型」は毎月の返済額は変えずに返済期間を短くする返済方法です。「返済額軽減型」は返済期間を変えずに毎月の返済額を少なくする返済方法です。

3000万円のローンを金利2%、35年間の元利均等返済で返済している人が返済開始から5年目に200万円の繰上返済を行うケースで比較してみましょう。「期間短縮型」の場合、約35ヶ月期間を圧縮することができ、利息軽減効果は約151万円です。「返済額軽減型」の場合、毎月の返済額が約7,400円少なくなって、利息軽減効果は約66万円です。

同じタイミング・同じ金額で繰上返済をした場合、「期間短縮型」の方が利息軽減効果が高くなるわけです。ただし「返済額軽減型」で毎月の返済額が軽減された金額をすべて以降の繰上返済に充てると、実はほぼ同等の利息軽減効果が得られます。そのため例えば変動金利で融資を受けていて金額見直しの年に返済額が増えてしまうシーンなどでは「返済額軽減型」も有効な選択肢の1つといえます。

 

ローン返済年数は短く、繰上返済は早期に、「期間短縮型」で行なうのが利息軽減効果を高める王道です。しかし、ローン年数を長めにしてお金を手元に残しておくメリットや「返済額軽減型」という選択肢も知った上で自分にあった方法を選べると、より満足度の高い返済が行えます。


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風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

1978年生まれ。岡山出身。26歳の時、自宅用としてマンションを購入。

その後、投資不動産会社に転職&上京。購入したマンションの賃貸経営をスタートする。

 

はじめてのマンション購入時に物件価格以外にも費用がかかること、修繕積立金などの費用上昇があることを知り、

慌ててお金の勉強と貯蓄を始める。3回以上見ても欲しい物だけを買う、友人との食事はディナーではなくランチに切り替えるなどの節約を始める。

自身の購入体験と、営業時代に受けたご相談などを元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。

現在は夫婦で4部屋のマンションを保有。

 

CFP(R)認定者、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー

公式HP:http://www.furouchi.com/


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