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マンションを賃貸に出すと税金が節約できる?
(風呂内 亜矢)


 マンション投資を行うと税金が節約できるという話を聞いたことがあるでしょうか。前回のコラムではマイホーム購入時の確定申告についてお話をしました。今回はマンションを賃貸に出した場合の確定申告についてお伝えします。

 

<節税のキモは減価償却費>

 収入源が1ヵ所からのお給料のみの場合、会社の年末調整で所得税の計算・納税が終了します。ところが、マンションを人に貸して賃料収入を得る場合、会社で把握できない収入が発生するので確定申告を行うことになります。

 

 確定申告では1月1日から12月31日までの間で得た収入と、その収入を得るために必要となった経費を申告し、所得税の計算を行います。家賃や礼金などの収入から、不動産会社への手数料や管理費などの経費を引いて赤字だった場合、お給料と合算し、源泉徴収で払いすぎていた所得税が還付されます。

 

 マンション投資の経費の1つに減価償却費というものがあります。物件価値が下がったとされる金額(建物の構造などに応じて一定の計算を行います。例えば、鉄骨鉄筋コンクリートの場合47年かけて費用分配していくとして計算します。)を帳簿上の経費として計算するのです。現金支払いを伴わない経費が計上さるため、現金の流れは黒字でも帳簿上の計算は赤字になることがあります。すると現金は黒字なのに所得税の還付も受けられるため節税効果が期待できると言われているのです。

 

<増える税金もあります>

 しかし、この節税効果がずっと続かないケースも多いのです。例えば建物の設備部分について「定率法」という償却方法を選択している、新築ワンルームマンションの場合だと5〜6年程度でその節税効果が低くなってしまう場合も。

 

 また、所得税は節約できますが、不動産取得税や固定資産税など不動産を所有しつづけるための税金も発生します。そのため、マンション投資の節税効果は所得税から固定資産税という資産を保有するための税金に一部充当できる効果を期待するものといえるかもしれません。

 

 マンション投資の大きなメリットには、賃料収入を使って自分の資産を形成できるという特徴が挙げられます。それ以外に節税効果を第一の購入動機と考える場合には、自分自身の所得税率や、物件の選定、保有期間などの全体像を考慮する必要があるため、専門家に相談することがお薦めです。

 
風呂内 亜矢(ふろうち あや)

ファイナンシャルプランナー、マンションオーナー
 
  <プロフィール>

1978年生まれ。岡山出身。26歳の時、自宅用としてマンションを購入。

その後、投資不動産会社に転職&上京。購入したマンションの賃貸経営をスタートする。

 

はじめてのマンション購入時に物件価格以外にも費用がかかること、修繕積立金などの費用上昇があることを知り、

慌ててお金の勉強と貯蓄を始める。3回以上見ても欲しい物だけを買う、友人との食事はディナーではなくランチに切り替えるなどの節約を始める。

自身の購入体験と、営業時代に受けたご相談などを元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。

現在は夫婦で4部屋のマンションを保有。

 

CFP(R)認定者、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー

公式HP:http://www.furouchi.com/


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